
クロレラとは
クロレラとは、20億年以上前から生息している真核生物の一種で、淡水性単細胞緑藻といって主に湖沼や河川などに生息している藻の仲間です。
大きさは3~8μmで、一つの細胞が20~24時間ごとに4分裂しながら増殖するという高い繁殖力を持ち、ほかの植物の数十倍の光合成能力を持つという優れた特徴を持っています。
また、必須アミノ酸を含む18種に及ぶアミノ酸やタンパク質、各種ビタミン・ミネラルを多く含有しており、スーパーフードとして知られています。
クロレラに含まれる成分
タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維、葉緑素
ビタミン類 (ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンK、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトール)
ミネラル (鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウム、ナトリウム)
カロチノイド (αカロテン、βカロテン、ルティン)
クロレラ独自成分のCGF (クロレラ・グロス・ファクター)、CVE (クロレラ・ブルガリス・エキス)※
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CGF (クロレラ・グロス・ファクター)とは、クロレラだけにしか含まれない特殊な物質です。残念ながらCGFがいかなる構造なのか、どの成分が作用しているのかは解明されていません。構造的には硫黄を含む拡散やアミノ酸からなる複合体で、含まれる成分の相互作用により効果があると言われています。
CVE (クロレラ・ブルガリス・エキス)
ブルガリス種に含まれる、たんぱく質、多糖類、核酸関連物質などから構成される物質で、生体防御機能や細胞の機能回復を向上させる働きがあるとされています。
期待される効果
• コレステロール低下作用
葉緑素を筆頭にした、豊富な栄養素が総合的に働くことにより、血圧や血液中コレステロール値を低下させ、生活習慣病のリスクを減らしてくれます。また、クロレラエキスには脂質代謝を正常にする働きもあるため、肥満予防にもなります。
• 血圧低下作用
γ-アミノ酪酸 (GABA) などの働きにより血圧を下げる効果があるとされています。
• 血糖値低下作用
クロレラが含む多くの栄養素が相互的、補完的に働き体内バランスを整える結果として血糖値が抑えられるとされています。
• 免疫力アップ
免疫組織のひとつでもあるマクロファージの働きを活性化し、免疫系を刺激するため白血球を増殖してくれます。
• 抗酸化作用
ビタミン類に加えてカリウム、マグネシウムなどのミネラルを含み、血液を弱アルカリ性に保つため、フリーラジカルの発生を抑えます。
• 便秘解消
クロレラには食物繊維も含まれているため、非常に効率良く便秘に働きかけることができます。
• 貧血改善
CGFに含まれるS-ヌクレオチドペプチドには、赤血球の回復に役立ち造血作用を活発化させる働きがあるため、貧血改善に有効といわれています。
• アンチエイジング効果
CGFが、コラーゲンやヒアルロン酸など美肌に必要となる成分を産出する繊維芽細胞に働きかけて、その活性化や増殖をサポートするものです。また、CGFには細胞を活性化させ再生と分裂を促進させる力があり、肌の弾力、シミ、たるみなどに大きな影響を与えるとされています。
• 癌の予防効果
NK細胞活性の増強や癌細胞の増殖抑制など報告がされています。
• 体内の解毒効果
豊富に含まれるミネラルで新陳代謝を促進し、肝臓で蓄積される脂肪や毒素などの排出に有効なアルブミンにも働きかけてくれること、葉緑素や食物繊維は有害物質であるダイオキシンやカドミウム、水銀に対するデトックス作用があり、腸内で有害物質に吸着して排出を促進することが確認されています。
クロレラに関する注意点
・アレルギー症状をだすことも
たんぱく質を多く含むため、卵などと同じようにたんぱく質によるアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
・薬の飲み合わせに注意
クロレラにはビタミンKが含まれているため、血液凝固剤であるワーファリンを服用されている方は医師と相談が必要です。
・購入時の注意点
サプリメントを購入する際は、クロレラに含まれる栄養成分が、製造方法や培養方法などによって異なるため注意が必要です。培養方法によっては不純物が混入したり、細胞膜が非常に硬く、そのままでは体内に吸収されないこともあります。
また、屋外で培養されたものとタンクで培養されたものとがあり、屋外培養では光合成を盛んに行い、栄養分やCGFを多く含んでいる。タンク培養の場合では、屋外培養に比して低コストで大量生産ができるが、光合成を行う事ができず品質は大きく劣ると言われている。
クロレラの種類
クロレラは20種類以上存在し、一般的に食用として利用される種類には、ピレノイドサ種、ブルガリス種、エルプソイデア種、サッカロフィラ種、レギラリス種などがあります。
さらに種の中には、株という分類分けがされていて、品種や銘柄と同じで株の違いによって、成分や効果に差があらわれます。
ピレノイドサ種
CGF(クロレラ・グロス・ファクター)と呼ばれるピレノイドサ種にしか存在しない極めて希少性の高いクロレラ独自の成長促進因子がクロレラの細胞には多く含まれている。
ブルガリス種
CVEとはクロレラ・ブルガリス・エキスの略であり、ブルガリス種のクロレラが特に多く含有していると言われている。特にブルガリス種のクロレラの中でもチクゴ株と呼ばれるものは細胞壁が薄く消化吸収率の高さにおいて他の種類のクロレラを圧倒し、細胞周囲に生体防御機能に関与する多糖体を分泌するという特徴を持つ。現在、日本国内で培養されているクロレラの殆どはクロレラの中では最も優れた品種と評されているブルガリス種である。
ヤエヤマ種
沖縄県の八重山地方の日当たりのよさと、きれいな水で培養されたクロレラは、葉緑素やカルテノイドが豊富に含まれている。
日本で生産されるクロレラのほとんどはブルガリス種で、台湾で生産されるものの多くはピレノイドサ種です。
まとめ
• 藻の仲間で、栄養素が豊富なスーパーフード
• クロレラに含まれる成分から、複数の効果が期待できる
• アレルギーを引き起こす可能性がある
• ワーファリンなどの薬との飲み合わせに注意が必要
• クロレラは種類によってに含まれる栄養成分が異なる
• 製造方法や培養方法などによって成分が異なるため、買う際には選ぶ必要がある
以上、簡単にまとめてみましたが、種類や商品の選定に注意が必要ですが、いずれかの効果を期待して試してみる価値は高いと思います。
